【製作年】1975年西ドイツ
【監督】ロルフ・オルセン
【製作】ルドルフ・カルモヴィック
【撮影】フランツ・X・レダール
【日本版ナレーター】千葉耕一
【発売元】株式会社徳間コミュニケーションズ
【時間】115分
【値段】14800円
1976年に公開され、大変な反響を呼んだ「超常現象の世界」が遂にビデオ化された。この映画に収録されている超常現象の数々は、ソ連の公開念動実験、コズミックパワーを用いた小児麻痺の治療(伊)、素手による外科手術(比)等。とりわけ圧巻なのは、西アフリカの祈祷師が見せる空中浮揚である。浮揚時間65秒、地面に描かれた火の輪の中で、彼はユラリユラリと宙に浮き、何と2メートルの高さまで達したのだ。また、ブラジルはブードゥー教の呪いの実験もすさまじい。呪術師が儀式を終えるや、呪いの犠牲者である婦人を取材。激痛に喘ぐ彼女の腕をX線撮影すると、何本も針が骨に突き刺さっていた!切開して、体内から針を抜き取るところまでカメラに収められており、これには只々、呆然とするばかり 世界各国を廻って、科学者の立ち会いの下、5万メートルものフィルムを撮影。更に、貴重な記録フィルムを加えた本作は、さながら超常現象の一大エンサイクロヘディア 驚異、衝撃、戦慄、残酷――
この類稀なるドキュメンタリーは、必ずや、あなたに新たなる地平を垣間見せてくれるはずだ(青山正明)