八幡書店で開発、発売したシンクロエナジャイザーの最高峰(らしい)、「メガ・ブレイン」。1992年から売り出された。定価は148000円とバカ高い。しかし6千台が売れたそうだ。
八幡書店は1982年、神道・民間信仰の専門図書出版を目的に設立され、2チャンネルで立体に聞こえる「ホロフォニクス」カセットで有名になりました。あとマジカルパワーマコのCDとかも出してます。
シンクロエナジャイザーはメガネの内側に上下左右、計4箇所に付けられたフリッカリングライトが音にシンクロして点滅をするというピカチューな仕組み。
田尻智もまだクインティーを作っていた頃なので「お子様は暗い所でテレビを見ないように」とは言われない時代でした。148000円なんて、お子様が買える値段じゃない無いけど。
コレを買わなくてもライトと音とのシンクロまで考えないのであれば、目を瞑って瞼の上を指でグリグリ押した方がトリップ出来ます。Ovalとか聴きながらやればいいんじゃね?わかんないけど。
今ではパソコンを使えば簡単に出来そう。
プリンタポートとか使ってプログラムすれば出来るんじゃないかな。音とのシンクロは無理だけど。
八幡書店と私
怪しげなモノは現地調達が当時のモットーだった私は月刊ムーにかぶれており、一部で話題だったシンクロエナジャイザーを発売元である八幡書店まで買いに行ったことがありました。
ムーに載っていた住所を頼りに最寄駅の五反田駅で降り、駅から歩いて5分もかからないところにあるビルの一角に(何階にあったかはもう覚えていないです)「八幡書店」と書かれた「事務所」が存在しました。
・・・八幡「書店」というから本屋さんが代理販売しているのかな?と思ったら違ったようです。
戸惑いながらも中にいた「事務所」の人に声をかけます。
「え~と、シンクロエナジャイザがほしいのですが・・・」
「あ~今担当の人がちょうど出て行っているから、あと1時間してから来てくれる?」
「そうですか・・・じゃあ、あと1時間したら来ます・・」
の様なムーの愛読者にありがちな、味気の無い言葉のやり取りをした後きっちり1時間後に再訪問。担当者と会うことが出来、みごと目当てのものを入手したとさ。
それ以降、八幡書店から手紙が来るようになりました。
全部は保存していないのですが、手紙に入っていたメガ・ブレイン関連のチラシを一部公開。