Debugging Station

2007/03/31   -ゲーム, 開発

Debugging Stationは”PlayStation”用に開発されたソフトウェアを検証するための開発ツールです。別売りの”PlayStation”CD-ROM Generator DTL-S2030で作成したCD-Rディスクまたはスタンピングした “PlayStation”用CD-ROM(ブラックディスク)からデータを読み出せます。
(Debugging Station 取扱説明書 概要 より)

通称「デパステ」。
通常のPlayStationはRAMが2MB搭載されているのに対し、Debugging Stationは4MB搭載されている。

デバステの種類

DTL-H1000(H1100)

本体の色が青いので通称「青ステ」と呼ばれている。H1100は供給電源がDCで、本体に熱がこもるのを防ぎ、暴走しにくい仕様になっている。SCEIコード※の無い、CD-Rに焼いたゲームを動かすことの出来る本体である。

※SCEIコードとは
CD-Rメディアには書き込めない領域にあるPlayStation独自のコードのこと。
PlayStation起動時にこのコードを読み込みにいき、認識出来た場合のみゲームが立ち上がるようになっている。
ちなみにPlayStationの登場からよく耳にするようになった「MODチップ」とは、このコードを擬似的にCPUに送り、本物のゲームCDとして認識させるプログラマブルICチップ(PICチップ)のことである。

dtl1x00.jpg
下がDTL-H1000、上がDTL-H1100

DTL-H1200

本体の色が緑色なので通称「緑ステ」と呼ばれている。
debug_box.jpg

開発環境

当時、PlayStationのゲームを作成するには[DTL-H2000 or DTL-H2700 or DTL-H2500]とパソコンが必要だった。
これは企業向けのものなので個人が入手することは不可能だが、個人向けに販売された「ネットやろうぜ!」で代用が出来た。

資料

積んでみました。

デバステタワー

下から DTL-H1000、DTL-H1100、DTL-H1200、DTL-H1200、DTL-H3000、DTL-H3001
DTL-H3000、DTL-H3001は「ネットやろうぜ!」用の本体なので「Debugging Station」ではありません。


  1. 匿名 より:

    すみませんがデバステの取説をスキャンして貼ってくれませんか?

comment

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